賃貸物件から退去する際の手続きの流れ(京都府/チェリスト/22歳/女性)

私は京都府に住む22歳のチェリストです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件から退去する際には、正しい手続きを踏む必要があります。たとえば突然大家に電話をかけて、「1週間後に退去しますのでよろしく」と伝えれば済むといったようなものではありません。入居時に取り交わした契約書には必ず退去通知期間に関する条項が含まれているはずですから、まず最初にそれを確認してみる必要があります。物件によって違いがありますが、一般的には解約予定日の1ヶ月前までにはその旨を連絡しなくてはならないことになっています。これを無視すると違約金が発生する場合もありますので、注意する必要があります。この解約予告は電話でも構いません。ただし、後日、文書で解約届けを提出する必要がありますので、その用紙を早めに取り寄せておかなくてはなりません。


その後、実際に賃貸物件から退去する前日までに様々な手続きを済ませておく必要があります。まず電気や水道、ガスなどを止めてもらう連絡をしなくてはなりませんし、市役所へ行って転出届を出す必要がある場合もあるでしょう。そして、部屋を明け渡す当日には、家主もしくは管理会社に立ち会ってもらい、荷物を全部運び出したところで、鍵を返すという流れになります。部屋を空っぽにした状態で、補修箇所等の確認を一緒にすることになるのですが、提示された原状回復責任の範囲に納得することができない場合には、書類にサインする必要はありません。その書類にサインしなくても、鍵を返すことによって明け渡し自体は完了しますので、追加の賃料が発生するような心配はありません。