僕は香川県に住む37歳の能楽師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅を退去する時には、契約書の内容をよく確認することが大切です。契約書には、退去時の敷金の返戻や原状回復工事などについての取り決めが記載されています。契約の内容によって、敷金の返戻率や現況回復工事の範囲や費用負担などが変わってきますので、注意が必要です。特に原状回復工事についてはトラブルが多いので、賃貸人と賃借人が揉めた時には、国土交通省が原状回復工事の一般的な基準を定めていますので、契約内容と比較してみて、解決を図ることが必要です。契約の内容が、民法や借家法などの法律の規定に違反していない限り、契約書に書かれている特約などは有効ですので、契約書で定められた通りに、退去手続きをすることが必要になります。

賃貸住宅を退去する時には、退去をする1ヶ月前までに、大家さんか管理会社に連絡をします。連絡は書面でなくても電話連絡で大丈夫です。その後、解約届が送付されますので、解約届に必要事項を記載して、署名押印のうえ、大家さんか管理会社に郵便やファックスなどで返送します。解約届には、敷金の返戻金を振り込む銀行口座についても記載をします。通常の場合は、入居時に収めた敷金から、原状回復工事にかかった費用を差し引いた金額が、銀行口座に振り込まれます。電気やガス、水道については、賃借人から管轄の会社に連絡して、閉栓日をいつにするかを伝えます。役所への転出届は、前日までに済ませます。銀行や郵便局、電話会社にも引越しの手続きをすることが必要です。