私は岐阜県に住む32歳の法務教官です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸契約している物件を引っ越しなどで退去する場合、まず予め不動産を管理している会社などに連絡する必要があります。契約をした時に、1年更新や2年更新の手続きが必要な時期に退去をする場合は、2ヶ月くらい前に管理会社のほうから通知等が来ます。その時に、部屋の契約を更新しない旨を伝えれば、その後の手続き等にスムーズに進むことができます。もし契約更新時以外の時期に退去をしたい時は、1ヶ月から2ヶ月以上前に相手方へ伝える必要があります。手続き等に関して、管理会社側にも準備する必要があるからです。部屋を出る旨を伝え、部屋から私物を全て取り除いた後に、管理会社の人に立ち会ってもらい、検査をしてもらう必要があります。
管理会社の人は、部屋を借りている間に、破損や傷がついた場所がないかなどを確認します。もし破損などの状態が酷い場合については、部屋の修繕費等を部屋を借りていた人に対して請求することもあります。ただし、賃貸契約をした時に、予め敷金を支払っていれば、そこから支出することができます。そして、修繕費が預けた敷金の額を下回れば、余った敷金は返金されます。最近では、この修繕費を巡って、管理会社と賃借人との間にトラブルが多く起こっています。裁判まで起きている事件もあり、互いにどこまで金銭的な負担をするべきかが問題となっています。一番良いのは、部屋を借りている以上、丁寧に設備等を扱うことですが、目に見える破損が出た場合に、自分だけでの判断ではなく、適切な費用を支払えるよう調べておくことが大切です。