僕は秋田県に住む26歳の税理士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

今まで住んでいた賃貸物件からの引越が決まったら、大家か不動産会社に退去の連絡をしなければなりません。賃貸契約を交わした際に書面に「何ヶ月前までに連絡を」と明記されていますので、速やかに連絡します。契約書に書かれている期日までに連絡しなければその期間の家賃を払わなければならなくなります。おおむね1ヶ月前までと設定している場合が多いようですが、長いと3ヶ月前ということもありますから注意が必要です。最悪新しい住居の分と二重に家賃を負担する期間が生じます。また、退去する際には「原状回復義務」があります。外していたふすまを取り付けるぐらいで済めば問題ありませんが、原状回復の費用を負担するようなことになると面倒です。

大家ともめる原状回復の範囲としては壁と床です。この二つが非常に多いです。壁に画鋲の穴が空いている、壁紙がはがれている、床にイスでつけたキズがあるなどです。退去が決まったら大家か不動産会社が室内をチェックしに来ますから、その時に疑問があれば説明を受けます。中には、借り手に修復義務がないものまで請求する場合があるので、借り手も知識が必要です。「敷金でまかなえるから大丈夫」と言われても、敷金は何もなければ返金されるべきお金ですから妥協しないことです。第三者に立ち会ってもらったり、会話を録音しておく等の自衛策が必要です。もちろん良心的な大家で、信頼関係が築けているのであれば心配ありませんが、念のため交渉に備えて勉強しておくのが賢明です。