学生から社会人へ、変わる賃貸住宅の選び方(東京都/裁判所職員/34歳/男性)

僕は東京都に住む34歳の裁判所職員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


高校を卒業して上京すると、大抵初めての一人暮らしが始まります。そして都内での一人暮らしは、ほぼ賃貸のアパートorマンションを借りて生活をしているのではないでしょうか。住むところの選び方として、まず学生生活の最初は、都内から少し離れた家賃の安い地域を選び、とりあえず「東京」に慣れてみることをお勧めします。私も地元から上京した最初の2年は、都内まで一時間かかるエリアに住んでいました。静かで高層ビルもなく、広さのわりには家賃も安くて住みやすい所でしたし、田舎者の私にとって、都内までの時間など苦に感じたことはありませんでした。しかし、卒業後社会人として仕事を始めると、都内までの通勤時間や、仕事の拘束時間などから、都内まで20分程のエリアへ引越しを余儀なくされました。


やはり都内に近づくと、家賃もぐんと上がり、希望の物件はなかなか見つかりませんでした。都内での賃貸の選び方としては、ここだけは譲れないというポイントを決めて、そのポイントと家賃とのバランスで選んでいくのがよいでしょう。例えば、部屋は二階以上だとか、駅から徒歩10分以内であるとか、生活していく上で、自分が譲れない所を決めるのです。もちろん、家賃というのが住み続けていく上で一番負担になりますから、家賃の上限とポイントで絞っていきましょう。後は、可能であれば実際に物件を見に行くことをお勧めします。写真で見るのと実際に見るのとでは、空間の感じ方や日当たりの感じ方が変わってくる場合があります。ぜひ引越しをする際は、時間的にも余裕も持って、自分にあった住み心地のよいお部屋を見つけてください。