僕は長野県に住む55歳の調教師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
住むところをどうするかは、人生にとって大きな問題ですね。マンションや一戸建てを購入するのか、賃貸にするのかは重要な選択のひとつです。家庭を持っていて安定した収入があり、ある程度の年齢になると、なんとなく自分の家を購入するべきなのではないかと考える人が多いですが、果たして本当にそうでしょうか。バブルの時ほどではないにしても、住宅の価格はまだまだ高止まりしていて、買いやすくなったとはまだまだ言えません。人口は増えていないのに新築のマンションや一戸建ては増える一方で、今後の住宅市場は縮小していくとも言われています。住宅の購入では、ほとんどの人が多くのローンを組んで多額の利子を払い続けなければなりません。
30年かかってやっとローンを払い終わったと思ったら、今度はリフォームをしなくてはならないという話はよくあることです。それに住宅を購入するには、住宅の価格以外に、初期費用として住宅価格の1割弱程度のお金がかかると言われています。内容としては、登記費用や仲介手数料、不動産所得税、団体信用生命保険料などで、これらは住宅を購入するには欠かせない負担となってしまうのです。高いローンに利子、それに手続きにかかる初期費用を負担しなくてもいいのは、賃貸の大きなメリットです。これ以外に、毎年かかる固定資産税、数年に一度の火災保険や地震保険などは賃貸の所有者の支払いとなりますので、賃貸に住んでいる人は支払う必要がありません。気に入った賃貸で暮らしながら、現金を多く持っておくのは、今の時代の自然な流れとも言えそうです