賃貸物件を借りるメリットとは(福井県/国連職員/69歳/女性)

私は福井県に住む69歳の国連職員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


人の生活は時間とともに変化していきます。5年前の自分にピッタリだったライフスタイルが、今の自分にも当てはまるとは限りません。時間の経過によって生じた変化に合わせ続けていく必要があります。ここで問題となるのは、いつその変化が訪れるのかは自分でもわからないという点です。自分では、生活を変化させるつもりはなかったのに、変化せざるを得ないことがあるのです。例えば、転勤などを命じられることがあります。このような人生の突然の変化に対応する点で、賃貸住宅に住んでいると多くのメリットがあります。賃貸物件ではなくて、持ち家のマンションを持っている人の場合は、転勤が決まった場合に難しい決断を迫られることが多いのです。


その点、賃貸物件に住んでいる人の場合は、あまり悩む必要もありません。その家を引き払って、新しい町で家を探すだけで用事が終わります。単身赴任をすることに伴う多くの不便に悩まされることもありません。単身赴任をすれば、子育てを配偶者に任せきりになるケースが多いでしょう。そうなれば、当然のこととして、子供との関係も希薄になってしまいます。夫婦の感情面での絆を維持していくのも容易なことではありません。持ち家と新しい町での二重生活になれば、経済的にも余分な負担が発生します。新しい家にも家電や家具が必要になるからです。家族が一つの家で暮らしていれば、発生しない負担です。それで、賃貸に住むことには、メリットがあります。