賃貸住宅のメリット、デメリット(愛知県/花火師/55歳/女性)

私は愛知県に住む55歳の花火師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


様々なメディアでは、持ち家と賃貸住宅はどちらがお得かというテーマがたびたび取り上げられます。現在では住宅価格もそれほど高い水準にはありませんし、さらに住宅金利も過去最低の水準で推移していますので、住宅を購入するにはいい時期だということができます。しかし、ここは焦らずに賃貸住宅のメリットもしっかりと考える必要があります。賃貸住宅の最大のメリットは、なんといっても身軽である点にあります。例えば子供が生まれたり、あるいは子供がひとり立ちしたりという家族の増減に対しても、その都度広いところに移り住んだり、狭いとこに移りすんだりもできます。また、転勤等に伴う移動であっても、今住んでいる家をどうすればいいかという悩みは全くありませんので、この点も大きいですね。


それに対し、賃貸住宅のデメリットはどういうことがあるでしょうか、やはり、家賃を支払い続けても自分のモノにはならない点が大きいかと思われます。持ち家の場合には住宅ローンを払い終えれば、抵当権は外されますし、完全に自分の財産にすることができます。つまり、家賃を支払い続けても永遠に自分のものにはなりませんから、毎月の支払いがもったいないと考える人も多いのが現実です。とはいえ、少し視点を変えてみてみると、持ち家にも意外な弱点があるということがわかります。35年の住宅ローンを支払い終わる頃には、マンションであれば購入時よりも大きく物件の価値が下がっていますし、戸建の場合には立替が必要であり、費用を自分で捻出する必要があるのです。このようなことを総合して考えると、賃貸住宅は持ち家のように自分の財産に縛られる必要はないので、とても魅力的だということがわかります。