賃貸物件で築年数はどれくらい重要ですか(宮城県/救急隊員/71歳/女性)

私は宮城県に住む71歳の救急隊員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を探す際、アパートにしろマンションにしろ、多くの方がチェックされる項目はある程度決まっています。例えば、家賃、部屋の向き(日当たり良好かどうか)、部屋の階数(女性ならば上の階の方が防犯上オススメと言えます。)、部屋の位置(角部屋だと窓が多いので風通しが良く、静かです。)、共有スペースの綺麗さ、周辺環境などが挙げられます。そんな中でも重要なものの一つとして、「築年数」が挙げられます。先の地震を受けて世の中では「耐震性」という言葉がよく聞かれるようになり、自分の住んでいる部屋や家は大丈夫だろうかと心配する方は増えています。そんな世の中にあって、築年数が古い物件はやはり心配だという声もあります。


では、賃貸物件を選ぶ際に最適な築年数とは何年くらいなのでしょうか。とあるデータによると、勿論新築であることがベストですが、それだと家賃が高いため、妥協するなら5年以内なら良し、現実的には5~10年程度が適当という声が多く聞かれます。では、それよりも古い物件は危険あるいは住んでいく上で不自由なのでしょうか。それは一概には言えません。築年数が新しくても欠陥住宅はありますし、古くてもしっかりした建物は沢山あります。重要なことは、その建物の耐震性などをきちんと事前に確認し、安全を確信した上で契約をすることです。その際に必要なことは、物件の新旧ではなく、自分が暮らして行く上で真に快適で便利かどうかという点に尽きます。