賃貸住宅と築年数の関係(埼玉県/指圧師/71歳/男性)

僕は埼玉県に住む71歳の指圧師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸マンションを借りる際に、何を基準にして物件選びをされているでしょうか。駅から近いこと、周辺の住環境、マンションの機能。条件は様々にありますが、大事にしておきたいのは安全の問題です。特に地震大国日本において、賃貸の耐震性をしっかり確認しておくことは大切です。あなたが今お住まいのマンションは、築年数がどれほどかご存知でしょうか。よく言われることですが、日本では1981年の6月に耐震基準が改正されており、それ以前と以後に作られた建物では一般的に地震にたいする強さが異なります。新耐震基準は旧耐震基準よりも厳しいものとなっています。ぜひ築年数からお住まいの賃貸、あるいは引越し先の建造年月日を割り出してみて下さい。


もちろん築年数が浅ければ質の良い賃貸物件と言うわけでもなく、耐震基準はクリアした上で古く良い建物も沢山あります。時代によっては昔だから造れた味わいあるデザイナーズマンションもありますし、長く住まれている賃貸物件はそれだけ住んでいたい価値があるのです。住環境など、新しく出来た場所であればまだ評判の分からないケースもあります。住まいとしての価値が高くて安いとなれば、築年数が新しいマンションより古いものの方が良いのは当然です。実は1981年以前に造られたマンションでも、中には厳しい耐震基準を課しているものもあるのです。建物の造られた年数を知った上で、そこから物件そのものの価値を探ってみることが一番重要ですね。