賃貸住宅の築年数を考える(奈良県/楽器製作者/24歳/女性)

私は奈良県に住む24歳の楽器製作者です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅を決める際に重要な要素として築年数があります。もちろん築年数がゼロのものは新築ということになります。不動産会社からの視点でいうと、築15年くらいまでのものは築浅物件として扱うことが多く、借りる側からしても15年を過ぎるとかなり古いと感じる人が大多数です。築浅の物件ほど設備も新しくなり、内装や水回りなども清潔感があり快適に使用することができます。また間取りも最近のトレンドが反映されているため、人気のLDKが取り入れられていたり、バストイレ別だったりと、分譲マンションなどと比べても遜色ないような内容の賃貸住宅が増えています。実際に築年数が古くなると、広さはあっても使いづらい間取りの住宅があるのも事実です。


築浅の物件の方が充実した内容の住環境が得やすいですが、もちろんそれに伴って家賃が大きく上昇してしまいます。どこまでの家賃でどの築年数の住宅にするかは、自分の収入と支出のバランスを見ながら決める必要があります。一方で古い物件にもメリットがあります。家賃を低く抑えられるのはもちろんですが、リノベーションなどで個性的な物件に出会うことも可能です。また新築などに比べると契約面で柔軟性を持たせることができるため、自分である程度のリフォームができます。人とは違った暮らしをしたい人や、自分で一から理想の住宅をつくりたい人などにはむしろ好都合な物件と言えます。単純に築年だけで生活が決まるわけではないので、実際に物件を見てどんな暮らしがしたいかを考えることが大切です。