賃貸住宅の間取りについて説明(東京都/建築コンサルタント/60歳/女性)

私は東京都に住む60歳の建築コンサルタントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅の間取りは、一般的には1DK、2DK、3DK、1LDK、2LDK、3LDKなどとなっていますが、使い勝手のいいのは、部屋の数ではなく、住人の住み方によって、変わってきます。たとえば、子供の数や、親との同居、仕事の種類などによっても、間取りは決まってきます。賃貸の場合は、大掛かりなリフォームはできませんので、はじめの、状態のままで住み続けることになります。夫婦だけで、住み始めて、快適な間取りでも、子供が生まれ、その子供が大きくなってくると、子供部屋も必要になり、間取りも変わってまいります。それに親の、介護が必要になってきたりすると、同居となり、また、間取りも変化してきます。それに合わせて考えなければいけません。


 はじめから、同じところで住み続けるつもりであれば、あまり区切られてなく、広い空間で住み始め、パーテーションなどで区切って、住むことも得策かもしれません。賃貸でも最近は、壁紙の変更なども許されるところもありますし、家具の配置などによっても、オシャレな、空間が演出できると思います。その一階から、何十階までありますので、見晴らしのいいところで住みたければ、高いところを選べばいいし、車から降りてすぐに自宅にはいりたければ、階数の低いところが、よろしいかと思います。要するに、住む人の思いによって変わってくるので、色々イメージを浮かべて、決めていけばよろしいかと思います。あと、隣近所の方々との付き合いも重要になるかと思いますので、そこのところも要注意です。