賃貸の間取りで見られるメゾネットとは。(山形県/ベビーシッター/35歳/女性)

私は山形県に住む35歳のベビーシッターです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸マンション、アパートの間取りにおいて、ときどき「メゾネットタイプ」と表記されているものがあります。メゾネットとはいったいどんな住宅で、その特徴や注意点は何なのかについて、ご紹介します。 メゾネットタイプとは、住戸内が2階層(以上)に分かれているもの(複層住戸)を指します。簡単に言えば、「内階段のあるマンション、アパート」ということです。集合住宅において、通常の「フラットタイプ」に対する用語として使われるため、一戸建て住宅は、メゾネットに該当しません。 また、賃貸物件でよく見られる「ロフト」とも異なり、マンションやアパートでありながら、2階建ての一戸建て住宅のような構造を取り入れたもののことです。


 供給数の割合はさほど多くないため、物件としての希少性があります。さらに、マンションでは1棟すべてを、メゾネットタイプとする事例は少なく、通常のフラットタイプを中心としたプランの中に、特定のフロアだけをメゾネットタイプとすることが多いようです。 マンションの良さと、戸建ての良さをミックスしたようなメゾネットタイプの住戸ですが、開放的な空間を作りやすく、2階にバルコニーがあるため、通風や採光でも有利になります。 また、小さいお子さんがいる家庭では、騒音の発生を気にして「マンションの1階を選ぶ」というケースもありますが、メゾネットの上階に子供部屋を設ければ、その心配もありません。玄関のない階に寝室を設けるなど、プライベート空間の確保も容易です。