僕は青森県に住む66歳の中学校教員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅を借りる上で間取りを選ぶことは今後の生活をする上で非常に大事なことです。ここでは収納と柱に注目して記述します。必要な場所に収納があるとすっきり暮らすことができます。自分の持ち物と使い勝手をしっかりチャックしておきましょう。物や収納家具が外に出ていると、空間は広く使うことはできません。広く住むためには、しまう物と場所に応じて、きちんと収納スペースが設けられていることが重要です。マンション設計時、収納は専有面積の7%から10%を目安に設けることが多いです。自分の持ち物をしっかりと把握して、十分な収納量があるか、使い勝手はどうかなどといったことを、下見の時にしっかり確認しておくことが大切です。
次に柱についてですが、柱の出っ張りがないと面積のロスが少なくなります。室内に柱が出ない賃貸住宅を選ぶと有利になります。室内に凸凹があると、家具は配置しにくくなります。マンションの構造を支える柱がどこにあるかで、実際に使える広さは大きく違ってきます。その点で、柱がバルコニー側や共用廊下側に出ているアウトフレーム工法が有利とされています。ただし、設計の都合上、全ての柱が室外にある住戸は少なくて、廊下側の部屋は柱が出ている場合もあります。そういった場合、どの部屋を優先するかを検討するとよいでしょう。あとマンションの場合、専有面積は壁や柱の中心線で測られるため、室内に出ている柱部分も専有面積に含まれてしまいます。なので、同じ面積と言っても、室内の柱の有無で有効に使える面積も違ってきます。