賃貸の間取りで方角の重要性(千葉県/交渉人/61歳/男性)

僕は千葉県に住む61歳の交渉人です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


不動産などで物件探しをしていてよく見るのが間取りとともに南向きなのでおすすめ、などといった文言です。実際部屋探しの条件で南向きの部屋を第一に上げる人もたくさんいます。しかし一概に南向きの部屋が良いのかというとそうとも言い切れないのが現実です。賃貸で南向きの部屋が人気がある理由は日当たりがいいというものですが、太陽は東から南を経由して西に沈むので、太陽が当たるという意味では北向き以外は同じと言えます。もちろん太陽は時間によって動いていくので、午前中は東側、昼近くは南、西向きであれば午後に日が入ることになります。どんなに日当たりが良くても、いない時間に日が入ってもあまりメリットとならないので、自分のライフスタイルとの兼ね合いも考える必要があります。


日中に家にいることが多いのであればもちろん南向きの部屋が一番のおすすめとなります。しかし午前中しかいないのであれば、東向きの部屋のほうが太陽を感じる時間は長くなりますし、お昼以降の時間に家にいるのであれば西向きのほうが日に当たれることになります。ですから朝方の人は東向き、夜型の人は西向きの部屋でも満足できる可能性があります。もちろん西向きの部屋では西日で夏の夜は熱がこもりやすいなどを覚えておく必要はあります。方角にこだわり過ぎるよりも、風通しの良い部屋のほうがカビなどの予防のためには重要です。日当たりに関しては他の方法でもカバーできる要素がたくさんありますが、部屋の風通しの悪さだけはどうすることもできず厄介な問題を起こすので、バランスを考えて部屋選びをするようにしてください。