賃貸住宅で失敗しないための間取りの選び方(大阪府/測量技師/44歳/男性)

僕は大阪府に住む44歳の測量技師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅を選ぶときには必ず間取りを見ると思います。なかには重要視していない人もいますが、間取りを上手にみることが出来れば賃貸住宅選びで失敗することも少なくなります。そのためにはまず動線を考えることです。例えば朝起きてすぐにシャワーを浴びたいのに寝室からバスルームまで行くのにリビングを通らなくてはならない、これでは少し不便です。大したことではないと思うかもしれませんが、些細なことでも毎日続くとストレスになります。一連の流れを済ませる為にいったり来たりすることがないような間取りを選ぶ方が賢明といえるでしょう。特に家族が多ければ多いほど注意した方が良いです。交差する回数が更に増えるのでストレスもその分増してしまうからです。


もうひとつ考慮したい事は各部屋が使用目的に合った環境にあるかということです。例えば書斎に使いたい部屋が玄関に近い場合、お隣の玄関の出入りなどが気になって集中出来ないことがあります。小さなお子さんがいる場合には更に子供の声が気になってしまうかもしれません。またクローゼットが水回りに近いと湿気がこもることがあります。窓ガラスのある部屋ならまだ良いですが、湿気はカビの原因になり大事なバッグを痛めてしまうかもしれません。このように使用目的とその環境を確認するのです。これらの条件が合うと、とても快適な暮らしになります。実際に住んでみないとわからない点もありますが、想像力を働かせることでより快適な間取りを選ぶこともできるのです。