賃貸は地域で初期費用に違いがあります(三重県/舞踏家/55歳/女性)

私は三重県に住む55歳の舞踏家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


毎年春になると進学、就職、転勤などで賃貸物件を探す人が急増します。引越しは一生のうち何度も経験するということがないイベントのようなものです。ですから賃貸物件を探す前にまず知っておかなければならないことがいくつかあります。その中で最も知っておかなければならないことは賃貸物件を借りる時に必要な初期費用のことについてです。引越し先の地域によって部屋を借りる時に必要な初期費用にかなりの違いが出てきます。例えば関東と関西でもかなり違いがあります。環境が違えばしきたりも違ってきます。賃貸物件を契約するにあたり関東で必要な一般的な初期費用と言えば「敷金」「礼金」「前家賃」「保険料」「仲介手数料」などがあります。


敷金、礼金は家賃の2ヶ月分、前家賃は家賃の契約が前家賃制となっている場合がほとんどなので翌月の家賃を契約時に払うことになります。保険料とは火災保険です。最近では火災保険に加入することが条件とされている物件がほとんどです。仲介料は不動産屋に払う紹介料です。しかし最近では仲介手数料のかからない不動産屋も増えています。一方関西でかかる初期費用は「保証金」「敷引き」「前家賃」「保険料」「仲介手数料」などです。保証金とは関東で言う敷金にあたり、敷引きとは礼金にあたります。保証金の相場は家賃の6ヶ月~8ヶ月程度となっており、敷引きは保証金の半額程度が相場となっています。このように関西の方が賃貸物件の初期費用が高くなります。