私は福島県に住む58歳のインテリアデザイナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を探すときに最も重要な指標の一つが家賃です。毎月支払うお金ですから一円でも安いほうが嬉しいと考えるのが当然です。では、家賃はどのように変動するかについて説明したいと思います。一般的に、家賃はその周りの相場に合わせて設定されるのが普通です。占有面積が広ければ高いですし、狭ければ安いです。しかし、同じ部屋でも人の出入りが多い四月をすぎると徐々に価格を落としていく部屋が多くなります。なぜなら空室期間を一カ月でも短くしたほうが、多少価格を安くするよりも回収できるお金が多くなるからです。費用だけを考えた場合、6月あたりに家を探してみるのも一つの考えだと思います。しかし、この時期は物件数も少ないため、希望の部屋が見つからない可能性も高くなります。
また、物件の種類によっても価格が変動しやすいかが変わってきます。一般的な賃貸物件の場合、同じマンションに住んでいる人との整合性が取れなくなるため、季節によって価格が変動したり、価格交渉に応じてくれる可能性は低くなります。一方で、分譲賃貸物件の場合は、周りに住んでい人はそのマンションの購入者であり、価格の整合性を気にする必要がなくなります。そのため、季節による価格変動や、特に価格交渉が行いやすくなります。一円でも賃料を安く済ませたいと考えている人は、4月以外の季節で、偶然にも残ってしまっている条件の良い分譲賃貸物件を探し出して、価格交渉を行うというのが最良の手になるかもしれません。ただ、価格交渉もあまりやりすぎると貸してもらえなくなる可能性もあるので気を付けてください。