賃貸物件を借りるときの仲介手数料(福井県/聴導犬訓練士/20歳/女性)

私は福井県に住む20歳の聴導犬訓練士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


仲介手数料とは、不動産会社を通して不動産を貸したり借りたりした時に、不動産会社に成功報酬として支払われるお金のことを言います。あくまでも成功報酬なので、契約が成立しなかった場には、支払う必要はありません。この手数料は、上限が宅建業法で定められています。依頼者(貸主、借主)の双方から得られる報酬額の合計金額は、借賃(消費税を含まない)の1月分の1.08倍に相当する金額以内で、依頼者の一方から受けることのできる報酬額は、依頼者の承諾を得ている場合を除き、賃料の1月分の0.54倍に相当する金額以内と定められています。つまり、本来は家賃1月分の半分に消費税をプラスした分だけで良いはずですが、実際には借りる側が全額払う契約になっている場合がほとんどです。


どうすれば、仲介手数料を安くすることができるのでしょうか。実は、これまで上限いっぱいが当たり前だった仲介手数料にも価格競争の波が押し寄せています。不動産会社のホームページを見てみますと、仲介手数料無料とか、半額、何パーセントオフ、といったところが増えています。もちろん法的には半額で良いはずですが、これまでは借主の承諾を得たという形を取って、全額借り手に請求していたわけです。これでようやく借り手にとっても公平なルールといえる形になってきたわけです。というわけで、賃貸住宅を探す際には、なるべく仲介手数料が安いところを探したいところですが、ただ安ければいいというものでもなく、やはり信頼できる不動産会社を探したいものです。