賃貸物件契約の時に支払う礼金とは(山口県/大統領/56歳/男性)

僕は山口県に住む56歳の大統領です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


礼金とは主に関東地方において、不動産の賃貸借契約の締結の際に借主が貸主に対して支払う、一回払いの料金です。原則として返還されるべき敷金や保証金などとは異なり、返還されません。では礼金の性質とはどのようなものなのでしょうか。さまざまな説が唱えられており、いくつかの性質が混在したものであることも理解出来ます。1、賃貸借契約締結への謝礼2、賃料の前払い3、退去後の空き室期間に賃料が得られないことへの補償4、自然損耗による原状回復費用などとして考えられているのが一般的です。借家関係における礼金は権利金ととらえられることができ、上記の2、賃料の前払いのほか、5、賃借権設定の対価(賃借する権利に譲渡的性格を付与する)、6、場所的利益の対価、などに相当するものとされています。


近年では敷金・礼金ゼロの物件も数多く存在しており、「初期費用が安く入居出来る」と気軽に引っ越せる物件が多くなってきました。その分家賃に上乗せして高く設定している場合が多いので注意が必要です。家主に値引きの相談を持ちかける場合、どの費用を安くしてもらうのが一番良いのでしょうか。一番お得なのは住む年数にもよりますが家賃です。初期費用の一度だけ払えばいいものと違って、家賃は毎月のことなので、一旦値引きしてもらうとずっとその効果は続きます。例えば家賃を3000円値引きして貰ったら、1年で3万6000円、5年住むと18万にもなります。もしろん敷金、礼金も交渉して値引きしてもらうことも可能です。家主も部屋を空室にしておくより早く入居して貰いたいので、必ず交渉しましょう。