私は岐阜県に住む55歳の銀行員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
日本ではよくある賃貸住宅の礼金制度ですが、これは日本以外の海外でも同じような制度があるのか少し検証していきます。まずはアメリカですが、この国ではセキュリティ・デポジットと呼ばれる日本で言う保証金のような制度があるみたいです。色んな人種が住んでいる国なのでもっと色々とあるかと思っていましたが、実際はそうでもなかったみたいです。この制度についての感覚は日本とそれほど変わりなく、家賃を滞納した場合は部屋の修繕費などに使用されることが多く、退去時にもしこの保証金が余っていれば全額返金されます。少なくとも、アメリカでは賃貸住宅を借りる際には礼金制度のようなものは支払う必要はないと思われ、上記に挙げたセキュリティ・デポジットと呼ばれるお金を支払うだけで良いようです。
アメリカを例にみましたので、今度は日本の隣の国の韓国をみていきましょう。韓国の賃貸制度は、チョンセと呼ばれる保証金制度があります。これは、自分の入居契約期間の家賃を最初にまとめて全額支払ってしまう制度です。この制度を利用すれば、最初は大変かもしれませんが後は家賃を支払う必要はなく、さらに退去時にはこのお金が戻ってくるので、実質無料で住むことが出来るとも言われています。しかし最近はこの制度が利用できる場所も少なくなってきており、今ではウォルセという最初に保証金を支払って月々の家賃を支払っていくという通常のパターンが増えています。ですので、このあたりは本当に日本とほとんど変わりないと思います。ただ、こちらも日本で言う礼金のような制度は確認できていないので、この制度については日本独自の賃貸住宅の制度と呼べるものなのかもしれません。