敷金は賃貸借契約時に注意が必要(石川県/ラグビー選手/19歳/女性)

私は石川県に住む19歳のラグビー選手です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を借りるときは敷金トラブルがつきものです。預けていたお金が返ってこないだけでなく、むしろ追加請求をされる場合もあります。そのため事前の対策が必要です。トラブルを回避するためには、部屋を借りる時に借主が貸主との間で交わす「契約書」が最大のポイントになります。契約書には敷金についての記載が必ずありますので、どんな扱いをされているのか確認することが必要です。また、契約前に説明を受ける「重要事項説明」も大切です。重要事項説明は、宅地建物取引主任者が書面をもって行うことで借主と貸主との間の意志の違いをなくすのが目的です。この説明を受けたあとに記名押印をすることになります。その場でなんとなく印鑑を押してしまい、あとで知らなかったということはできません。


重要事項説明は賃貸借契約について最も重要なことについて説明されます。説明をじっくり聞くこともとても大切ですが、その場ですぐに理解できるわけではないので、できるだけ重要事項説明書を契約日より前にもらうようにしましょう。あらかじめ目を通しておけば、契約の際に質問することができ、納得した上でハンコを押すことができます。まずは、あとで泣き寝入りすることがないよう、契約前に借主の原状回復義務と敷金返還に関して明確な知識をもつことが必要です。また、思っていた金額が戻ってこなかったとき、裁判をおこす方法もあります。最近は、自分で交渉する自信がない人に代わって交渉してくれる敷金返還代理人も増えています。敷金やトラブルが起きたときの解消法も知っておくと、あとで便利です。