賃貸物件における敷金返還(大分県/機長/49歳/女性)

私は大分県に住む49歳の機長です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


宅地建物取引主任者資格・登録者まで保有している知識からすると、賃貸物件の敷金は37条書面に特約記載がなければ100%返還されるという判例があったはずです。退去時の攻防で敷金がどれだけ戻ってくるかが具体的に決まるからです。きちんと注意を知っておきましょう。 さらに、「自分の過失による傷や自己負担」でも、あきらめずに敷金をなるべく戻すための方法もあります。賃貸において、原状回復にかかる費用の見積もりは、退去時に行われます。「退去した後入居者不在で、大家さん、管理会社だけで見積る場合も多いですが、できれば退去直前に入居者自信も立会いをしたほうが、その場で主張可。そのときに役立つのが入居時に確認したチェックシート


 そして大事なのは納得いかない見積もりにはサインをしないこと。納得いかない理由を伝えた上で、正式の見積もりを依頼し、「後日、お返事します」と答えましょう。費用に関しても同様です。「たとえば特約で借手負担になっていたハウスクリーニング代も、ネットで調べてその費用が相場と比較することが今は簡単にわかる時代です」 自分で見積もりを取っておけば、大家側の原状回復の費用が出ても、対抗できます。もちろん、蛇口の破裂等の緊急を要した支出は必要費ですので領収書で返還されます。ただす、引越した後では連絡が面倒なので、必ず退去時に立会いすることをお勧めします。納得がいかない場合は、自分で原状回復の見積もりを取ることは、今後の敷金返還のスタンダードになるかもしれません。終わり。