賃貸物件の更新料を回避したい(鳥取県/仲居/57歳/女性)

私は鳥取県に住む57歳の仲居です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


そもそも請求されるままに更新料を支払う必要があるのでしょうか。支払うにしても、適切な金額なのでしょうか。地域差は存在しますが、首都圏では2年更新で、その度に家賃1か月分と事務手数料を支払う、というのが相場でしょう。一般のサラリーマンにとって決して安い金額ではありませんから、極力ムダな出費は控えたいのが人情でしょう。そこで、更新料を支払わなくて済む契約のコツを学んでおきましょう。本来、更新料を支払うのは慣習上のルールであって、法的には賃貸契約締結時に自動発生するものではないのです。それでも締結した賃貸契約書に支払う義務がある旨が記載されていれば、双方に合意ありと見なされて、支払わねばならないのです。


では支払いたくない場合はどうするか。予め契約締結前に管理会社やオーナーさんと交渉して、更新料不要の契約とするのがベストです。また近隣住戸に比較して明らかに高額の場合、支払い時に減額してもらう交渉は可能です。この場合、ネットや不動産屋から相場のリサーチを減額交渉に先立って行っておくのがポイントです。定期借家契約、というものを知っている方は少ないでしょう。これは契約更新がない賃貸契約で、契約期間満了で自動的に契約終了となるものです。例えば、東京から沖縄に5年間転勤が決まったので、東京のマンションを5年間だけ賃貸に出して誰かに借りてもらいたい、といった類の話です。最長でも5年間しか住むことはできませんが、2年に1度の契約更新は存在せず、仮に5年間フルで住むならば2回分の更新料が浮く計算になります。