私は茨城県に住む67歳の衛視です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

まず、更新料というものについて説明しましょう。これは、賃貸の契約を更新するときに支払う費用のことです。一般的に賃貸は二年ごとに契約の更新が行われるので、二年ごとに支払うことになります。普通は家賃一か月分となっています。実はこの更新料、支払わなければならないという根拠は一つもありませんし、法律で支払いなさいと定められているわけでもありません。日本の賃貸の風習で古くから行われていた事が残っているだけで、それが契約書に約束として記載されているだけなのです。じゃあ支払わなくてもいいじゃないかというのは最もな意見ですが、二年で家賃一か月分の更新料というのは妥当な範囲としてそのまま容認されているのが現実です。

かつて裁判で更新料を返還するようにという判決が出たこともありますが、これは金額が常識の範囲を超えた額であったりとか、契約期間が極端に短かったりしたという場合ですので、常識の範囲内の金額であれば、裁判を起こしても返還されるケースはまれでしょう。そもそも、契約書に捺印したということはその契約書の無いように納得したから捺印しているわけです。香辛料についても普通なら当然書かれていますので、文句を言っても通らないでしょう。しかし、最近では都心部などで礼金と共に徐々になくしていこうという働きが出てきているようです。この香辛料という風習は国際的に見て非常に珍しい慣習らしく、他の国ではほとんど見られないそうです。