僕は大分県に住む39歳の国際公務員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
借りている部屋の賃貸借契約期間が満了になれば、続けて住む場合は契約更新をしなければいけません。その時に貸主から求められるのが「更新料」です。更新料とは、法律上決まっているものではなく、なおかつ日本全国で行われているものではありません。一般的に東京や関西圏の一部などで古くからの慣習として支払われているものです。その歴史は古く、第二次大戦後の住宅難の時代に始まったといわれています。東京などの都市部には人が溢れて住宅不足でした。貸し手側はそれを逆手に取り礼金や更新料などの条件を付けてなるべく高く良い借り手に貸そうと考えたことでできたものです。更新料を払わないと、退去させられるということもあったようです。
更新料があるのかないのか、その地域ごとや不動産会社ごとによって違ってきます。ですので一番初めの賃貸契約をする際に確認しておかなくてはいけません。また、そういった慣習がないところもあるので、引っ越しする場合などは調べておくのがよさそうです。関西圏でも、大阪府と兵庫県ではこのような慣習はなく代わりに敷引きと呼ばれる方法を採用しています。敷引きとは礼金とほぼ同じで、大家や不動産会社に納めるお金の事です。その中に更新のお金や退去の際の原状回復の費用が含まれていることが多いのです。また、今日では支払いを避ける人が多く更新しないで引っ越しをする人が増えています。ですから、値下げや廃止を検討する貸主も増えているようです。