僕は山梨県に住む70歳の会長です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を借りるとき、関東地方では初期費用として敷金と礼金を払いますが、関西地方では保証金と敷引きという費用を払います。保証金は敷金と同様に借主が家賃を滞納したり、退去時に借主の過失による破損や汚れなどがある場合に修繕に使う費用として、家主に預け入れるお金です。敷引きは礼金という意味もありますが、退去時に部屋を原状回復するための修繕費用として保証金から差し引くお金のことになります。例えば保証金40万円で敷引きが15万円だと、退去時に25万円が借主に返還されます。賃貸契約を結ぶときに敷引きはすでに金額が決まっていて、いくら部屋をきれいにしていても敷引きのお金は返還されることがないので注意しましょう。

物件によっては退去時に敷引き以外にもクリーニング代を別途請求される場合もあります。契約書をよく見て確認しておくことが大事です。また、この方式を用いている地方では更新料を払う必要がないところがほとんどです。長く住む可能性がある人にはメリットといえるでしょう。最近では敷金や礼金、保証金が0円という物件も多くなっていますが、様々な物件があるのでよく確認しておくことが必要です。退去時に結構な金額を支払う必要があったり、会員制になっていて入会費や年会費を払わなければいけないということがあります。入居時に内装代を払うなどの物件もあるので、初期費用はどちらが得なのか考えたほうがいいでしょう。関東地方と関西地方では賃貸用語が少し変わってくるので、引っ越す際には意味をきちんと理解しておきましょう。