僕は福島県に住む59歳の舞台美術家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を借りる時には、敷金または保証金の支払いを求められます。この2つのお金ですが、物件情報を見る時に記載されていますが、基本的に同じものだと考えてよいです。敷金は、借りていたアパートやマンションを退去するときに、次に入居する方が気持ちよく新生活をスタートさせることができるように、部屋の修繕費や清掃費に充てられるお金になります。自然的な劣化や設備などを通常使用していれば壊れることがないはずなのにそれを故意や過失で壊してしまった場合などに、ここから修繕費用が支払われることになります。敷金は契約をする時に大家さんに預けておく預り金です。そのため、退去をするときに返してもらうことができるお金なのです。

保証金も敷金と同じく、賃貸契約時に預けておくお金です。基本的には同じではあるのですが、感覚的な違いで保証金は、万が一の場合に使われるお金といったほうがニュアンスとしては強いです。例えばですが、家賃を滞納してしまった場合や設備を壊してしまったりなど、貸主側に対して損害を与えた場合にそこから差し引かれてしまうお金になります。そのため、敷金は退去時に引かれるイメージが強く、保証金は何かあった時のために念のために預けておくお金といったイメージが強いお金になります。しかし、管理会社によっては敷金からは家賃の滞納分は引かなかったり、保証金として表記されている場合は家賃の相殺があったりと契約内容によって違う場合があります。