私は福島県に住む31歳の顧問です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

日本の住宅の賃貸借のシステムは地方によって異なります。関東地方と関西地方では賃貸借のシステムがかなり異なっていますので、関東地方から関西地方に引越しをする時には、関西地方のシステムについて知っておくことが必要です。関東地方ではアパートやマンションを借りる時には、敷金と礼金を家主に支払うことが必要になります。関西地方では敷金や礼金の支払いは行われておらず、その代わりに保証金を家主に支払うことが必要になります。保証金は敷金と同じような性質の金銭で、家賃の半年分から8ヶ月分程度の金額になります。保証金の中には敷引きと呼ばれているお金が含まれています。敷引きは、関東地方の礼金と同じような性質の金銭です。

敷引きは礼金と同じように、退去時に戻ってこないお金です。敷引きは退去時の原状回復工事の費用などに充当されます。保証金が30万円で敷引きが10万円の場合、退去時には30万円から10万円を差し引いた20万円が戻ってくることになります。関東地方では賃貸借契約を更新する時には、家賃の1ヶ月分程度の更新料を支払うことが必要になりますが、関西地方では更新料の支払いは不要です。ただし関西地方でも京都府と滋賀県は、保証金のシステムは行われておらず、関東地方と同様の敷金と礼金のシステムになっています。京都府と滋賀県では、更新料の支払いも必要になります。このように不動産の賃貸借のシステムは、地方によって大きな違いがあるので注意が必要です。