私は静岡県に住む62歳の弁理士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅は入居者の入れ替わりが比較的激しいと言われることが多いです。長期間同じところに住む方はどうしても少ない傾向にあると言えますが、必ずしも短期間で引っ越していくというわけでもありません。中には同じ場所で何十年も生活をする世帯もあるのです。賃貸住宅には契約期間が存在していますが、その期間を超えて居住を希望する場合に何か特殊な手続きが必要というわけでもありません。もちろん契約更新の意思を不動産会社に伝えることや更新料の支払い、それに新たな契約期間の為の保険料などの支払いは必要になってきますが、これらの手続きを踏めば問題なく継続して居住することが可能です。契約満了と共に退去が求められるということはありませんので、安心です。

一般的には、契約期間が終わる一か月から三か月程度前に契約更新に関する案内が郵送や電話連絡によって行われます。更新手続き自体は入居中の賃貸住宅を管理している不動産会社の事務所などで行われることが多いですが、場合によっては必要書類を郵送することで更新手続きを受け付けてくれることもあります。忙しくてなかなか不動産会社に赴く時間が取れない方は、更新手続きについて相談してみると良い方法を提示してもらえるかもしれません。しかし、契約期間満了後の継続居住については、まずは大家の同意が必要であることを忘れてはいけません。大家が継続して入居することを認めない場合は更新手続きを行うこともできなくなってしまうので、この場合は他の賃貸住宅を探して引っ越すことになります。