僕は香川県に住む59歳のファンドマネージャー です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を契約した際には契約期間の設定がある場合がほとんどです。たいていが2年間の設定で、契約更新時に家賃の1~2ヶ月分を支払うのが相場になっています。契約期間満了まで住み続けていれば問題はありませんが、中途で解約する場合もあると思います。この場合当初の契約で30日前の事前予告が必要と書かれていることが多いので、それで退去できることになります。期間を区切ってこの期間以内の解約には違約金がかかる旨の特約がある場合がありますが、2年分は払ってもらうなどの契約は無効です。なぜなら家賃は使用料であり、使ってもいない家賃分の金額まで支払い義務はないからです。また、違約金の範囲があまりに長期にわたっている場合も無効と考えられます。家族構成の変化や転勤などの生活自体の変化を無視しているからです。
次に、契約期間を過ぎて、更新の時期を迎える際にも注意が必要です。不動産会社から更新手続きの書類が送られてきますが、この更新料はたいていの場合、不動産会社が更新書類の作成代として受け取り、必ずしも大家が受け取る訳ではないのです。つまり、そこに交渉の余地があります。更新時期になると火災保険料なども更新され出費が多くなります。せめて更新料を安くしたりタダにできれば家計は大いに助かります。このためには、一度大家側か不動産会社宛へのアクションが必要です。例えば「家賃を周囲の相場並みに下げて欲しい」などの要求を申し入れることです。こうして双方が同じテーブルで交渉した結果、申し入れ通りにならなかった時には、更新料の支払い義務はなくなります。