賃貸住宅に於ける法律上の契約期間(山口県/学校用務員/42歳/男性)

僕は山口県に住む42歳の学校用務員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅には一戸建てをはじめマンションやアパートがありますが、これらを借りる場合には通常契約期間が定められており、具体的な期間については物件によって異なった設定がされています。これは法律上賃貸借契約には大きく分けて2種類あり、ぞれぞれに契約期間について異なった定めがあるため契約の形態によって違いが発生します。そこで、まず1つには定期借家契約があり、その法的性格は期間満了により契約が終了する更新のない契約で、この契約期間については上限に制限がなくまた下限でも1年未満の契約が可能となっています。従って、定期借家契約を締結する場合には、当事者が確定的な契約期間を自由に定めることができるため、具体的な期間については一定ではありません。


そしてもう1つには一般的な賃貸借契約で用いられている普通借家契約があり、その契約期間は法律上その上限は2000年3月1日より前の契約では20年また2000年3月1日以降では制限がありません。そして下限については1年以上となっていますが、1年未満に設定することも可能で但しこの場合には期間の定めのない賃貸借契約と見做されます。もっとも、実際の賃貸物件の契約は2年間の期間を設けるところが多くなっています。そして、この普通借家契約は期間満了により当然契約が終了するものではなく更新が可能な契約で、新たな取り決めを行い契約することができます。この際の契約は原則として当事者双方により自由に締結することができます。