賃貸借契約の契約期間について(北海道/演歌歌手/29歳/女性)

私は北海道に住む29歳の演歌歌手です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件の契約には、契約期間というものがあります。たしかに普段賃貸住宅に住んでいる際にはほとんど気にする必要のないことです。相場では2年であることが多く、住み始めてから2年間はその存在すらすっかり忘れてしまっていたりもします。しかし当然のことながら、時が経てば契約期間というものは満了を迎えるのです。それでは満了を迎えると、実際に何か問題が生じてくるのでしょうか。答えはノーです。たとえ契約期間が満了しても、立ち退きを強制されたりすることはありません。そういうことができないように法律で定められているのです。また借主が更新の意思を示さぬまま、満了を迎えたとしても特に問題はありません。そういう場合には、自動的に更新されるようになっているのです。


もちろん、基本的には更新手続きをするべきです。契約期間が満了に近づくと、更新のお知らせという形で、家主や不動産会社から通知が来ます。そのとき期限までに手続きが終わらなかった場合に、借り手に不利益が及ばぬように「法定更新」と呼ばれる自動更新の制度が定められているので、手続きが面倒だからという理由で遅滞するのは、不動産会社や家主との信頼関係を崩すことにもなりかねず、できるかぎり控えるようにしたほうがよいでしょう。また、もし契約期間中に引越しが決まったりなどで、途中解約をしたい場合は、前もって連絡をしておくとよいです。契約書の中にも事前連絡をするようにと書かれているはずです。契約を途中解約しても違約金をとられたりすることはないので、心配する必要はありません。