僕は三重県に住む64歳の法務教官です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸契約をしたことがある人なら、必ず通らなければならないものがあります。大家さんとの契約を交わす際には、多くの記載事項を書類に記入しなければなりません。その中に契約期間というものがあります。契約期間は、この期間以上住まなければ解約金が発生するパターンと、更新料として住み続ける際にさらに支払いが必要になるパターンとがあるのです。もちろん、長期的に住むことを考えている人にとっては前者は問題がないですが、後者になってくると、家賃と別に支払金が必要になるので、住む際にはその分のお金も用意することを頭に入れておかなければならないでしょう。この金額が地域によって差があり、家賃の一か月分から三か月分が相場です。

二年ごとの更新というのが一般的で、東日本は比較的家賃の一か月分を支払うことでさらに二年間住めるケースが多いです。一方、西日本の特に大阪圏では家賃の二か月から三か月分を更新料として支払うことがあります。もっとも、その分賃料を下げて借りやすい状況にしているのですが、契約後にもある程度まとまった金額を支払うことが多くなるのが、大阪圏では多く見受けられます。トータル的にどちらがお得になるかはケースバイケースと言えますが、大都市圏を中心に契約期間が設定されることが多いのです。これは、礼金を収入として得られなくなると、大家さんが死活問題にもなりえることから、設定されているとも考えられます。また、賃料を下げて借りやすくするメリットもあるのです。