賃貸物件の契約更新前は地味に暮らす(鳥取県/はり師/55歳/男性)

僕は鳥取県に住む55歳のはり師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


契約更新時に借り手が家賃値下げの交渉をしたいと考えるのは、多くの場合が経済的な理由によるものです。家業が不振で予定通りの収入が見込めなくなった、家族が失業して世帯収入が減ってしまった、家族が入院して想定外の出費が嵩んでいる、などがしばしば見られる理由です。少し家賃を下げてもらえれば、後は何とか節約して今の賃貸物件に住み続けることができますから、と契約更新時に家賃値下げ交渉をあなたから持ちかけられた管理会社や家主さんは、交渉に応じるか否かを検討開始されるでしょう。そのようなタイミングで、生活が厳しいからと家賃値下げ交渉を振っておきながら、あなたやご家族の生活スタイルが派手で豪奢なものだとしたら、管理会社や家主さんの立場にはどのように映るでしょうか。


例えば、高級車や大型家電を新たに購入したり、ご夫人が平日から派手な服を着てエステやグルメ三昧であったり、週末はご家族でゴルフ旅行や別荘滞在で不在がちであったり、もしもあなたやご家族の生活スタイルがこんな感じだとしたら、何かの拍子にそれを見てしまった管理会社や家主さんはどう思うでしょうか。家賃の値下げ交渉に応じる必要は、そもそもないのではないか、と考える方が普通でしょう。そこで、契約更新時期が迫り、家賃の値下げ交渉を始める前から、あなたやご家族の生活スタイルを質素なものにしておくのです。目立つような高額商品の購入は控える、派手なブランド品は身に着けない、夜遅くまで派手に遊び回らない、週末も大人しいレジャーにしておく、こんな感じで地味な生活スタイルに心掛けておくのです。賃貸物件の契約更新前は要らぬ誤解を受けてもつまらないですから、ちょっと気を遣ってみましょう。