僕は群馬県に住む26歳の臨床検査技師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅やマンション、アパートに住む際には契約期間が存在します。はじめは2年であり、その後は1年ごとに更新というものが比較的広く行われていますが、5年ごとであったり、始めから1年であったり、その方法は必ずしも一様ではありません。また、契約更新に際しては事務手数料として契約更新料を支払う必要がある場合も多くあり、契約更新料無料とうたった物件も近年では多く見かけられます。借りる側からすれば契約期間が短くていつまでも退去できる方が便利ですが、貸す側からすれば契約期間が長くてずっと空室ができずに安定した収入が得られる方が望ましい状態であるといえます。この調整をうまく実現していたのが契約更新料の存在でした。
契約期間を長く設定することにより、借り手としては更新手数料を支払う回数が減少します。一方で、借り手としては更新手数料をもらえる頻度が低下する代わりに長い期間入居者が滞在することが担保されます。こういった交渉の結果が反映されるのが契約期間と更新料の関係でした。つまり、更新料が請求される賃貸物件では契約期間について交渉の余地がある可能性が高いということが言えます。一方で、こういった交渉の煩わしさをなくし、借り手へのお得感を出すために生まれてきたのが更新料無料の物件であり、契約期間が指定されている代わりに更新手数料をなくしてしまっているというものです。つまり、契約期間に柔軟性が欲しい場合には更新手数料のある物件で交渉するのが近道です。