一人暮らしの賃貸生活における防犯(三重県/漫談家/71歳/男性)

僕は三重県に住む71歳の漫談家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


一人暮らしの賃貸生活においてもっとも注意を払わなければならないのが防犯対策です。とくに大都会での一人暮らしは隣人との交流が希薄になりがちで、田舎暮らしの様に近隣住民が皆顔見知りというわけではない場合が大半なので、各自防犯意識をしっかり持つ事が肝要です。賃貸を選ぶ際には、最低でも建物の2階以上の高さに位置する部屋を候補にするのが良いでしょう。これだけでも外部からの不法侵入を未然に防ぐ効果があります。玄関のドアにはチェーンがついているのがベストです。扉内側に取り付けられている手動ロック式の開閉抑止支点だけでは不十分なので、チェーンとあわせて二段防御である事が望ましいです。さらにダミーの男性用靴を置いておくのも有効な手段です。


窓にはしっかりとカーテンを取りつけ、夜にはきちんと閉めましょう。たとえ部屋が高い階層に位置していたとしても、みすみす自分の部屋の状況を外部に晒す必要性はありません。いつどこで誰が覗いているかも分からないので、不審者に自分の生活スタイルの情報を与えてしまいます。こういった類の油断と隙が、後々に犯罪に巻き込まれるケースに発展する可能性もあるのです。外出時にはかならず窓と玄関に鍵をかけましょう。たとえ5分程度の外出であっても部屋を無防備な状態にしてはいけません。外部からの侵入経路になりそうな場所は事前にしっかりと塞いでおく事が大事です。全ての防犯の基礎は各自がしっかりと防犯に対する意識を高く持つ事です。