仲介手数料が必要ない特定優良賃貸住宅(静岡県/手話通訳士/39歳/女性)

私は静岡県に住む39歳の手話通訳士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


「特定優良賃貸住宅」とは、地方自治体から補助金がもらえる賃貸物件のことをいいます。略して「特優賃」と呼ばれています。平成5年に国によって定められた「特定優良賃貸住宅供給促進制度」を活用してできた中堅所得者向けの賃貸住宅です。入居者の負担を軽くするために、家賃の一部を国と自治体が補助してくれるもので、家賃補助のほかに礼金と仲介手数料が無料など、多くのメリットがあります。特優賃は契約時に敷金として家賃3ヶ月を貸主に預ける必要がありますが、民間の物件を借りる際によくある礼金は払う必要ありません。また、住宅を必要とする人へ補助することが目的なので、仲介手数料など契約時に余分な費用を払う必要もありません。


特優賃のマンションの管理は、各自治体や公社などが入居者管理およびメンテナンスを行っているため、快適に暮らすことができます。ただし、一般の賃貸物件と違って申込み資格やデメリットもあります。特優賃には入居する人が2人以上で夫婦または親子を主体とした家族である必要があります。婚約者と申し込む場合は、契約日から3ヶ月以内に入籍できることが条件となります。一部には、単身入居可能な物件もあります。他にも、申込時に同一市内の特優賃に入居していない人、家賃など確実に支払うことができる人、現在収入がありその金額が収入基準に適合している人、などの条件をクリアする必要があります。申込資格は自治体によって異なるため、気軽に問い合わせてみましょう。