僕は熊本県に住む59歳の水先人です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
進学や就職で初めての一人暮らしをする方にとって、賃貸のお部屋探しの条件は様々です。毎日の通勤通学を考えてできるだけ便利なところをまず第一に選ぶ方、少々古かったり便利が悪くても家賃の安さが決め手となる方、また女性の場合、なにはなくてもまずセキュリティという方もたくさんいらっしゃいます。こうした条件を洗い出し、さていよいよお部屋探しと情報誌や不動産ネットを開くこととなりますが、ここで多くの一人暮らし初心者の方がつまづいてしまうのです。その理由は、不動産業界の独特の用語です。たとえば、初めての一人暮らしとあってまずは一部屋あればいい、といった方がほとんどですが、表記には「ワンルーム」「1K」「1DK」「1LDK」等々あり、何がどう違うのか初心者には分かりにくくなっています。
これは間取りについての表記ですが、簡単に説明するとワンルームが文字通り玄関から台所、バスルーム、居住スペースまで全てが1つの空間に収まっている部屋で、1Kがキッチンと居住スペースが分かれた部屋、1DKが1Kのキッチンにダイニングスペースが付いているもの、1LDKが1DKにさらにリビングも付属しているもの、といった解釈になります。一般に、スペースが付属していくごとに次第に広くなると考えがちですが、実は必ずしもそうではなく、場合によっては家族で住めるほど広いワンルームもありうるのです。では、こうした間取りを見極めて選ぶにはどうしたらよいのでしょうか。大切なのは、部屋の面積となります。情報には、部屋の広さ何平方メートル、と記載されていますので、こうしたものを物件ごとに比較して、だいたいどれくらいなのかを洗い出していくとおおよその基準が浮かび上がってきます。