地方都市の賃貸住宅の家賃の特徴について(石川県/再開発プランナー/29歳/女性)

私は石川県に住む29歳の再開発プランナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅は自己所有の家屋と異なり、入居者に固定資産税が課税されないことから常に一定数の需要があります。また、近年の再開発に伴い、地方都市での新築の賃貸物件も増加しています。賃貸住宅の家賃は築年数と立地環境で変化するのが一般的です。同じ間取りの物件でも新しい建物ほど家賃が高くなる傾向があります。また、交通の便の良し悪しや周囲の環境なども大きな要因になります。そのため、利便性が高い都市部に近づくにつれて家賃が高額になりやすくなります。近年では地方都市のインフラ設備の充実化に伴い、都市部に匹敵する資産価値を持つ物件が増加しています。場所によっては地方都市の物件のほうが都市部よりも家賃が高いケースも存在します。


地方都市は一般的に近隣の大都市のベッドタウンとしての側面を併せ持っています。そのため、人の出入りが激しい傾向があります。賃貸物件は短期間で入居者が入れ替わることが多く、内装などのリフォーム工事が頻発します。物件の維持費はそのまま家賃に反映されることから、物件によっては新築よりも高額になることもあるので入居の際には詳細を確認することが大切です。賃貸住宅はかつてはマイホームを所有するまでの仮住まいとして扱われる傾向がありましたが、価値観の変化や設備の充実化に伴い、終の棲家にすることを前提に入居するケースが増えています。複数の世代に渡って快適に暮らし続けるためには、自分の収入に見合った資産価値を持つ物件を選ぶことが重要になります。