学生向けの賃貸物件の選び方(青森県/客室乗務員/55歳/女性)

私は青森県に住む55歳の客室乗務員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


 学生向けの賃貸物件の多くは、ワンルームや1DKが殆どです。選ぶときに考えなくてはならないことは、このタイプの物件は社会人の単身者向けでも十分に通用する、ニーズが重なるということです。これから住もうと考える地域に大学が近くにあって、賃貸する側も入居者はほぼ学生である、と考えているような場所であったり、学生マンション、とうたっているようならば気にしなくて良いことも、一般的な単身者向けのマンションや物件となると、事前にいろいろと考えたり確認をしておかなければならないことがあります。普通に暮らす分には何の問題もなさそうですが、入居する人たちの属性がひとつに限らないということは意外なほどに住み心地に影響が出てくるからです。 


 まず社会人との生活スタイルの違いがあります。社会人や一般人の時間の使い方、行動パターン、生活家事をいつやるのかの意識の差、そういったものは本当に人さまざまではありますが、賃貸物件の建物の構造や築年数によっては自分にとっては思いがけない生活騒音に悩まされたりします。たとえば深夜に洗濯機をまわしたり掃除機をかけることは一般的には避けるべきことでも、そのような時間帯にしかできない生活をしている人もいます。意外にも自分の出している騒音にはなかなか気が付きにくく、トラブルも発生しやすいことは考えておいた方が良いことです。また、ごみ出しの方法や日時についても、決まりがあってもないような状態が多々あります。一般の人も住んでいるような賃貸物件においては、既に入居している人たちの生活慣習がどうなのかを気にして選ぶ必要もあるでしょう。入居してみたら落ち着いて勉強もできないという住環境もあるようです。