僕は山形県に住む34歳のグランドスタッフです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
更新料が必要ない物件には、地方自治体などの資金を利用して建設された「特定優良賃貸住宅」があります。略して「特優賃」と呼ばれている制度で、良質な住宅を軽い負担で借りることができる制度です。民間のオーナーが地方自治体や国の補助金などの資金を利用して良質な賃貸住宅を建設し、入居者は地方自治体と国から家賃補助される公的賃貸住宅制度です。特優賃では、入居する世帯の所得額に応じて、本来の家賃の一部を国と地方自治体が補助し、入居者の家賃負担を軽減しています。家賃補助は、入居者負担額が本来の家賃に追いつくまで最長20年間にわたって実施されます。ただし、家賃補助を受けるには、一定の収入基準を満たす必要があり、入居後に収入基準を超過した場合は家賃補助がおこなわれない場合もあります。
特優賃は「入居者の負担を軽くする」という目的で建設されているため、入居者は礼金や仲介手数料、更新料などを支払う必要がありません。民間の賃貸住宅の場合、契約期間は2年であるのが通常で、更新するたびに家賃1ヶ月分の更新料が必要となりますが、特優賃であれば更新料を一切支払わずに住み続けることができます。そのため、長く住み続けたい住宅を探している人にとっておすすめの物件といえます。ただし、駐車場を契約する場合は礼金と仲介手数料が必要になる場合があるので、事前に確認が必要です。特優賃の専有面積は原則として全戸65平方メートル以上で、バリアフリー仕様などの建築確認をクリアした優良物件であるため、人気物件であれば抽選が行われます。