私は青森県に住む71歳のSF作家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
10月は人事異動などもある企業が多くこの時期は引っ越しの多いシーズンです。ここで心配になるのが退去時の費用と敷金の返金です。そもそも敷金は本来、賃貸契約が発生した際に、借主側が貸主側に担保として預ける金ですので賃貸契約者に返ってくるべきものです。これがいつの日からか敷引きであったりの文化が根付き、自然消耗するものまでも敷金から引きますと契約を謳う業者も増えてきています。注意して頂きたいのは借主に何ら過失のない自然消耗は大家さん側の支払いになります。敷金返還のポイントをしっかり把握しトラブルを防止しましょう。この敷金が戻ってくるというのは国土交通省がガイドラインとしてルールを取り決めています。今回はトラブルを防止して頂くための豆知識をお伝えします。
まず気になる退去費用の相場ですが、(敷金)-(クリーニング費用+故意の破損個所)=敷金の清算金となります。このクリーニング費用というのはエアコンフィルターの掃除を怠った際などにかかる費用です。日頃からフィルターを綺麗にしておかなければこういったところで敷金が削られます。この費用は前述した借主側の過失にあたりますので注意が必要です。故意の破損個所というのも、写真などを壁に釘付けしてしますとこの穴は故意の破損とみなされ敷金が減額されます。トラブル防止に1番有効なのは入居時の契約内容でどこまでが入居者負担でどこが大家負担なのかということです。どうしても物件事態を気に入ってしまいますと少しばかり不利な条件でも目をつぶってしまうこともあるでしょう。意外に落とし穴な所です。最終手段は退去時の立会時どうしても納得いかない場合はとりあえずハンコを押さず部屋を出ましょう。何かしらの譲歩があるかもしれません。