僕は兵庫県に住む56歳の顧問です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸の選び方といえば、一般的には方位や回数などが例に挙げられます。日の当たりやすい南側が良いとか、最上階が良いといったことはよく言われることです。しかしながらこうした選び方はある意味危険だといえます。なぜならば部屋というのは十人十色で、どんな人がどんな部屋を良いと思うかはそれぞれ全く異なるからなのです。ですから1つの基準を当てはめて判断するのは避けるべきです。自分に合った部屋を探すために自分なりの基準を考えることが先決なのです。例えば、南向きでなくてもある程度階層が上であれば陽の光が十分に当たるケースも有ります。逆に日が入りすぎることによって、部屋の温度が上がりすぎることもありますから注意が必要です。
ペットの飼育や植物の育成をしているような場合には、真南はむしろベストな選択とはいえないのです。階層についても同じことが言えます。最上階は上に住人がいないため騒音がないと言われています。しかしながら誰でも屋上に立ち入れるような場合には防犯面で不安を感じる人もいます。女性などの場合には最上階でないほうが良いと言えます。また、温度が高くなりやすいため、小さな子供がいる場合やエアコンがついていない部屋の場合には検討が必要です。このようにその人の事情によってどんな部屋が「ベスト」であるかは変化するのです。一見よく見えても自分にとっては好ましくないということがあります。第三者に左右されず自分の目でしっかり賃貸物件を選ぶことが大切です。