僕は沖縄県に住む30歳の舞踏家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸のデメリットというのは色々とありますが、それには物理的なものだけではなく精神的なものもあります。精神的なものの最たるものといえば家賃を払い続けなければならないというところでしょう。これは物理的なものなのですが、家賃を払い続けなければならないという精神的な負担にもつながってきます。持ち家であればそのような心配はありません。万が一職を失ってしまったような場合でも衣食住のうちの住だけは保証されます。いきなり路頭に迷ったとしても明日をも知れぬよう波になるような事はありません。そういう意味では精神的な不安は賃貸物件ほど大きくはないといえるでしょう。もちろん持ち家でもたいていの人が長期的に住宅ローンを支払わなければなりません。
しかし、家賃と違って住宅ローンは一生払い続けなければならないようなものではなく、いつかは払い終わるときが来ます。そして払い終われば完全に自分の所有物となるのです。しかし、家賃には終わりというものが無く、一生払い続けなければなりません。この心理的な重圧というものは決して小さくはないはずです。たとえローンを組まなければならなかったとしても、いっそ家を買ってしまったほうがどれほど楽かと思うようなこともあるでしょう。そして、将来の不安の最たるものとして挙げられるのが老後への不安です。持ち家の場合定年退職して仕事がなくなってもとりあえず住む場所は確保されます。年金で今後をやりくりしていくという計画を立てることも可能です。しかし、賃貸の場合はそうはいきません。この精神的な差はどうにもならないです。