私は熊本県に住む55歳の選挙屋です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
最近、新築マンションが次々と建設され、不動産に行くと賃貸よりローンの方が一ヶ月の負担額は安くなりますよと言われ、それに納得しほとんど頭金もためずに住宅購入に至る人も少なくないのではないか。確かにその時点では目に見える負担額は賃貸より住宅を購入してローンを組む方が安いかもしれない。しかし、冷静に考えてみてほしい。最近の日本の経済状況では今後給料が上がる保証もなく、ましてやずっと同じ職についていられるかどうかは分からない現状にいる人が多いのではないか。もちろんきちんと計画を立てて住宅購入に至るなら問題ではないが、ただ一ヶ月の負担額だけを見て住宅購入に至るより、賃貸に住みその時の生活環境に合わせて身の丈にあった家賃を払うほうが賢明である。
なぜなら、住宅購入にいたるまで、そして今後長い間住み続けるためには家屋や設備の修理、固定資産税など予想しない出費が出てくるからである。一ヶ月の負担額が少ないというだけでとびつくのはリスクが大きすぎる。賃貸であれば一ヶ月の家賃さえ払っておけば、もし家屋や設備に何らかの修理や交換が必要になった場合に大家さんや管理会社が負担してくれることが多い。それは決まった収入のなかでなんとかやりくりしなければならないことがほとんどのこの時代とても大きなメリットになる。そして、もし何らかの不都合があればすぐに住み替える事も可能である。ローンの返済の不安をかかえながら生きていくよりも、何かあったらすぐに身の丈にあった家賃の賃貸に住み替えられると思いながら生きていく人のほうが人生をより柔軟に豊かなものにできるかもしれない。