賃貸の必要書類と契約書で確認すべき事項。(岡山県/中学校教員/50歳/女性)

私は岡山県に住む50歳の中学校教員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


一般に賃貸と言えば不動産賃貸借契約のことをいいます。この契約は諾成契約です。諾成契約とは賃貸人と賃借人の双方の合意によって契約内容が決まる契約のことを言います。したがって、賃料の提示も申し込みの時の金額のままで無ければならないということはなく、契約締結段階で交渉して引き下げをお願いすることもできます。一般には合意した契約内容に基づき契約書が作成されます。後でのトラブルを避けるためにも、契約書の内容をしっかりと確認することが重要です。また必要書類は契約当事者が誰であるかを確定し、証明するためのものです。賃借人当事者としての必要書類は本人の身分証明書類と住民票、本人の印鑑です。連帯保証人は実印と印鑑証明書が求められることが多いので本人と異なる点に注意しましょう。


次に契約書で確認すべきポイントです。契約内容が間違いなく契約書に記載されているか、ということに尽きるのですが契約書の内容が多岐にわたることがほとんどですからとにかく事後のトラブルを回避するために見るべきポイントは抑えておきましょう。第1は契約期間と更新の定めです。更新料の有無や支払い条件などを確認します。第2は賃料や管理費・共益費といった支払額の確認と、滞納時の決まりを確認します。第3は敷金についてです。敷金の有無はもちろんですが、敷金がある場合にはその返還条件や具体的手続きなどを確認します。特に敷金についてはトラブルが多いので不動産業者などを通じて納得できるまで説明を受けることが重要です。第4は禁止事項や修繕に関する事項の確認です。少なくともこれだけは確認しておくとよいでしょう。