僕は三重県に住む38歳のプロゴルファーです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸借契約をするときにつきものの敷金トラブルを未然に防ぐ方法があります。一番の対策は契約時です。不利な条件はないか十分気をつけて確認する必要があります。契約時にポイントとなるのは、宅地建物取引主任者の「重要事項説明」です。重要事項説明とは、契約の最終確認としておこなわれるもので、敷金返還に関わる特約がどうなっているかをチェックするいいタイミングです。入居者は退去時に原状回復が義務づけられています。これは入居前の部屋の状態に戻すというわけではなく、通常に暮らしていれば生じる汚れは大家さんが負担するのが原則です。しかし中には、原則以上の負担を入居者に求める特約を設けているケースも少なくありません。この特約が納得できる内容かどうかを必ずチェックする必要があります。

重要事項説明や契約書は文字も多く、聞き慣れない不動産用語もたくさん出てくるため、つい面倒になりがちですが、ここで安易に署名・押印してしまうと、あとでトラブルのもとになるので要注意です。その場で判断するのが難しいと思いますので、可能であれば、事前に目を通すために重要事項説明の書類をもらえるようお願いしてみることも可能です。敷金返還に関わる特約は必ずチェックするようにしましょう。退去時のハウスクリーニング代を敷金から補てんするなどの記載がありますので、疑問点は担当者にその場で質問することが大事です。同時に、禁止事項や退去時のルール、支払うお金も確認すべきポイントです。あとで慌てることのないよう、事前の確認が大切です。