私は宮城県に住む30歳のシステムエンジニアです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を利用した場合は、契約期間を迎えても契約を続けたいのであれば、更新手続きを行う必要があります。この時に必要となることがあるのが更新料です。家賃の一月分などを要求されることがありますが、この更新料を巡っては裁判で争われました。この判決を巡っては意見が分かれましたが、最終的な最高裁の判断では、高すぎるなどの特別な事情が無い限りでは更新料の請求は有効であると判断が下されました。つまり、契約期間が二年間で、その更新時に家賃の一月分や二月分の更新料の請求であれば、有効という判断になります。最高裁の判決を受けて、更新料の値上がりや新たに請求する貸主が増えるのではないかという心配の声も上がりました。

しかし、そうした見方は心配不要であるという意見もあります。現在でも賃貸物件は次から次へと新しい物件が建てられております。それに対して、全国の空き室の割合は増加傾向となっております。つまり、賃貸物件は需要に対して供給過多であり、今後も供給過多の傾向が続くと見られております。そのために、家賃の値下げ競争も激しくなっており、賃貸住宅市場は完全に借り手に取って優位な時代となっております。そのために、人気が集中しているような物件を除けば、どこも入居者を確保するために必死となっており、そうした費用を請求していたのでは人が集まらない時代となっているのです。貸し手が有利であれば心配されたような状況になった可能性もありますが、以上のようにその心配はないです。