賃貸の築年数について(佐賀県/スタジオ・ミュージシャン/39歳/男性)

僕は佐賀県に住む39歳のスタジオ・ミュージシャンです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


皆さんは賃貸の築年数について詳しく考えたことはありますか。あくまで賃貸なので何か問題が発生した時には新しい住居に簡単に住み替えることもできますが、できれば問題なく、長く住んでいきたいと思うのが普通だと思います。しかも最近では大地震など天災についても騒がれていますし、なるべく安心できる家に住みたいですよね。そこで、今回は築年数から見る住宅について考えていきたいと思います。まず、作られてから年数の経っている物件の欠点とは何なのでしょうか。部屋が傷んでしまっているなどというものは本人が許容していれば大丈夫な問題なのですが、そうはいかない問題があります。先ほどにもあげた通り天災、具体的には地震についてです。


地震に対する耐性を図る上で一番重要になるのがその物件が昭和56年以降に作られたものかどうかです。住宅の耐震性能は国が法律で定めているのでどの物件でもある程度の耐性は保障されているのですが、昭和56年以前に作られた物件は改正される前の法律に基づいて耐震性能を決めているため現在の物件よりも耐震性能が劣っている可能性が高いのです。さらに56年以前の物件になると作られてからたっている時間も長いため、使われている素材も劣化してしまっている可能性があります。耐震性能の面から見るのであれば昭和56年前に作られた物件には手を出さないほうが無難だと思います。また、住宅の詳しい性能を数値化し顧客に開示するという制度もあります。素人ではわからないような物件の性能をわかりやすく見ることが出来るので、よりよい物件を買いたいならこれのチェックも必須だと思います。